アデムウォール工法の各部の名称を次のように変更いたします。
1.変形吸収層 → 排水層
2.壁面固定ベルト「グリッドベルト」 → 内壁安定ジオテキスタイル「グリッドベルト」
この名称の変更にともない、アデムウォール工法の定義も変更いたします。
旧定義
「アデムウォール工法は、アデムによって補強された盛土と、壁面との間に変形吸収層を設けた二重壁構造のジオテキスタイル補強土壁工法である。」
新定義
「アデムウォール工法は、外壁・内壁の二重構造を有し、補強盛土体の転圧時に外壁へ土圧の影響を与えないジオテキスタイル補強土壁工法である。」
説明:アデムウォール工法は、主補強材と内壁安定ジオテキスタイルによって補強された盛土と壁面との間に排水層を設けた二重壁構造のジオテキスタイル補強土工法。二重壁構造とすることで施工時は内壁と外壁の間に空間を設けることが可能となり、補強盛土体の締め固めを十分に行うことができ、品質の高い構造となる。
これらの変更の理由を以下に示します。
- 単粒度砕石が変形を吸収するという誤解を払しょくするため
- 変形を吸収できるのは、外壁と内壁の間の施工中の空間であることを強調するため
- 単粒度砕石を投入する目的は、排水層としての機能を確保するためであることを強調するため
-
「グリッドベルト」の機能は、単にパネルを留めるためだけではなく、補強材として内壁を強化していることを強調するため
(d.の理由により「グリッドベルト」を補強材として定義します。) - 外壁のコンクリートパネルが、内壁を補強している補強材(グリッドベルト)としっかりと連結されていることを強調するため