アデムウォールの地震時の安定性を確認するために動的遠心模型実験を行いました。実験では、遠心加速度50G場で高さ20mに相当する補強土壁を構築し、壁面材の有無やジオテキスタイルの敷設配置を変化させて地震動を与えました。
その結果、1)壁面材と補強盛土体は一体的に挙動し、十分な耐震性を持つこと、2)ジオテキスタイルを、引抜けが生じない必要敷設長を確保した上で不等長配置としても、等長配置とした場合と同等の耐震性能を持つことなどを確認しました。

論文 ジオシンセティックス論文集 第26巻(2011.12)より

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